デジタル時代の終活に必要なエンディングノートを作成するには
死を意識したことはありますか?
「死を宣告」されたことのある人は少ないでしょう
私は2014年6月16日に体調不良で病院に行くと「黄疸」と診断され翌17日に入院、それからMRI検査・CT検査を受け、胆管が閉塞しているのが原因と言う事で、内視鏡的ステント留置術(ERBD)を 受けました
その後、エコー検査・・・、ネットで調べると「黄疸」を調べると、すい臓がんのそれもかなり進行した状態で起こることが解り、自分の置かれている状況がある程度理解できると共に「死ぬかも?」と言う恐怖に襲われました
余命宣告
2014年6月26日にはすい臓癌のステージ4aの診断を受け現状では手術ができないことを伝えられ、どれくらい生きていられるのかを尋ねると、一般的に言って4ヶ月と言われました
手術をすることができないので、抗がん剤治療をすることになりました、この化学療法では2ヶ月から4ヶ月延命が図れるというだけです
その後、黄疸の数値が回復するのに時間がかかり、退院できたのは7月18日でした
抗がん剤を使っての化学療法は、体力の回復を待ってからと言うことになり8月6日から始まりました
準備することに早過ぎると言うことはない
多分最後になるだろうと、化学療法が始まる前に田舎に父親のお墓参りと、母親にちょっと早いお盆と言うことで会いに行ってきました
会社の連絡先、家族や親戚、友人の連絡先、銀行口座、証券会社の連絡先、厚生年金、などノートに書きだしていきましたが、その時はMacのことやiPhone,iPadなどデジタル機器、ネットサービス、SNSまでは頭が回っていませんでした
今考えるとそれらはそのまま葬り去られているか、放置されたままになっていたのではと思います
ぎりぎりになると余裕がなくなります、私のように何時何が起こるとも限らないと言うことを考えると、準備することに早過ぎると言うことはありません
余裕を持って準備することで、本当に伝えたいことをしっかりともれなく伝えられることが出来ると思います
何を伝えないといけないか、デジタル時代では変化
幸いにも抗がん剤の効果が現れ、4ヶ月経過した時点でがんが縮小し殆どなくなった状態になり、2015年1月に手術を受けることが出来、現在に至っています
最初に書き残した時からは、家族や親戚の連絡先など殆ど変わっていないものから、退職し健康保険や年金も変わっています
ネットバンキングも、当時のIDとパスワードだけでなくワンタイムパスワードも追加されています、Mac、iPhone、iPadなどデジタル機器も買い替えると代わっていきます ネット上の有料サービスも規約の変更、色々なWebサービスもパスワードの2段階認証や2要素認証へと変化しています
メールアドレスやレンタルサーバー、携帯キャリアも変更することがあります
これまで終活で使われる「エンディングノート」と言われているものを見ていると、現在のデジタルライフには全く追いついていないと思います
きっと皆様も、そのように思われるのではないでしょうか
このような思いがあってこのサイトを作成しました、これは自分のための備忘録でもあるのです
死に直面しなくても、事故に巻き込まれて入院とかもあるでしょう
ご夫婦でも、銀行口座、保険、クレジットカードなどはお互いに知らないことや、任せ切っていることもあるのではないでしょうか?
書き出すことで、自分の情報をきっちり整理ができて、もしものときにも役立つと思います